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1998.6
Ms.DONNA REMILLARD ( Vice President of Marketing Radisson Seven Seas Cruises )
ラディソンクルーズ社はもともと “ラディソンダイヤモンド”という世界最大の双胴客船を保有する客船会社であった。1995年日本人にも多くのファンを持つ“ソングオブフラワー ”をかつてのオーナーでもあった川崎汽船から買い取った後、社名をラディソンセブンシーズクルーズ社と改め客船ビジネスに参入することになる。
ラディソンダイヤモンドは乗客350名乗船可能な“双胴客船 ”というユニークな船体デザインのためとても安定したクルーズを可能とし、特に年齢で言えば45~55歳のアクティビティな(行動的)客層に人気を得ている。 写真をクリックすると拡大表示することができます。
一方ソングオブフラワーの方は“プライベートなヨットタイプの客船”でありながら“トラディショナルな客船 ”の雰囲気を漂わせるウルトラデラックスカテゴリーの客船で180名が乗船可能。こちらの方の年齢層はラディソンダイヤモンドより若干高い層に設定されている。年間のディスティネーションとしては、ラディソンダイヤモンドが冬期はカリブ海やパナマ運河を、夏期には地中海やエーゲ海といった魅力的なヨーロッパクルーズを行いるのに対しソングオブフラワーは冬期をインドネシアやシンガポール、ベトナムといったアジア方面を、夏期は歴史に彩られた地中海や黒海、ノルウェーなどの各寄港地へと就航することになっている。(もちろんディスとネーションは毎年変更があるのだが)また今年、1月31日にデビューした “ポールゴーギャン ”だが、ラディソンセブンシーズクルーズ社待望の350名乗船可能な新造船である。全室アウトサイドビュー、そしてその半分はベランダ付きというたいへん居心地の良いスペースを備えた客船である。デビュー最初の就航はタヒチを出発し、そこを中心に1年をフレンチポリネシアの島々を巡る7日間クルーズを年間通して行う予定だ。
客船会社が予想しているマーケットは約95%が主に北米からの乗客達でそのうちの約50%は西海岸(カリフォルニア)から。年齢は40歳以上、年収15万ドル以上、大卒以上で持ち家がある方といったところだそうだ。 写真をクリックすると拡大表示することができます。
「緑豊かで目にも鮮やかなエメラルドの海に囲まれたタヒチアンクルーズは第一線で活躍なさる多忙な仕事人たちに最高のひとときを提供することでしょう。」ラディソン社が所有する前3船すべてに言えることはそれが“ウルトラデラックスカテゴリー ”に位置しているということ。またその他にもラディソンセブンシーズ社はアドベンチャー船を運航船としてではなく “マーケティングアレンジメント”という立場での販売も行っている。彼等が扱う “ハンセアティック”は5スターの180名乗船可能な客船である。たぶん現存する客船の中でも最もラグジュアリーなアドベンチャーシップであろう。またかつて “フロンティアスピリット”と呼ばれていた“ブレーメン ”だが1995年から今年の3月まで販売を続けている。それらのアドベンチャーシップは主にアメリカ人にとてもポピュラーな寄港地の南極、アラスカ、北西航路、ロシア東部、グリーンランド、ニューファンドランドなどへ就航させている。またセブンシーズ社とラディソン社合併によってセブンシーズ社のカリフォルニアにベースを置いたスタッフはここフロリダへと移動し、ラディソン社のスタッフと合流することになったが、新会社になってからのスタートはとてもスムーズであったと言う。また両社の客船は形こそ異なっていたもののウルトラデラックスという共通したカテゴリーであるため合併は2つの会社のスタッフ間の調和の取れた関係により無事成功にいたった。それはオーシャンクルーズライナーソサエティーにより、ソングオブフラワーが過去5年間続けてウルトララグジュアリーカテゴリーのベストバリューという名誉ある賞に輝いたこと、また客船会社として過去2年間にわたり同様な賞を得たことからも実証されている。 さて新造船“ポールゴーギャン”は先の2船に比べ若い乗客が主流となるものと考えられ、フォーマルナイトやフォーマルドレスの規定も少し緩やかなものとされている。また、エンターテイメントに関しては2船と全く異なり、やや控えめで、むしろ現地タヒチ伝統のショーやナイトクラブスタイルのものになると考えられている。 写真をクリックすると拡大表示することができます。食事はフレンチが主流となるがその他にイタリアン、コンチネンタルなど2ヵ所のエレガントなレストランで、またアウトサイドグリルによって楽しむことができる。現在タヒチ海域に就航していた“ウインドスター”、“クラブメッド2”の2船の客船とも引き上げてしまったため(フランス政府が核実験をこの海域でして以降 )今のところ競合する客船はいないものの唯一のライバルと言えばこのエリアをまれに通過する“シーボーン”と“シルバーシー”のような客船であろうと言う。ポールゴーギャンに続く新たな客船の発表も近くなされる予定だ。次ぎなるニューシップにも新たな発想が積極的に導入され、最高乗客定員450名のきめ細かいサービスを備えたデラックスで素晴らしい客船として我々の前に登場しそうだ。ラディソン社が将来にわたり目指しているのは「デラックスカテゴリー&クルーズマーケットリーダー」になること。そのためにもラディソンセブンシーズ社はラグジュアリーで際立ったサービス、斬新的な寄港地と価値ある商品を提供できる会社としてこれからも努めていくであろう。
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