MR.COREY SCHAMID of cruise-ok



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コリン・スチミッツ氏


コリン・スチミッツ氏はトロピカルバードを相棒に自身もエンターテイナーとしてステージに立つ今やカーニバル社で押しも押されぬ人気のクルーズディレクターである。
もともと彼がこの世界に入る前の職業は“ブッシュガーデン”や“シーワールド”といったテーマパークで外来種の鳥のパーフォーマンスをお客に見せるパーフォーマーであった。
「あいにく冬季はパークが閉じてしまうため、冬季のみクルーズ船にパートとして働いていたのがこの世界へ入るきっかけでした。」とスチミッツ氏。
結局パークには15年、カーニバルクルーズ社には今年で9年勤め、クルーズディレクターといったポジションを得てからは完全に客船に従事し、現在毎日めまぐるしく船内を飛び回っているところであると言う。
彼が生まれたのは気候に恵まれたカリフォルニア州のバークレーである。そして同州のスリーマーで育ち現在35歳。まだ独身だ。
ショーではトロピカルバードを使った鮮やかなマジックや観客参加のプログラムをドラマチックに演出しいつまでも拍手が鳴り止まなかった。
「ショーでお見せしたマジックは友人のマジシャンから教えてもらったもので、それに私が以前バードトレーナーとして働いた時のものをミックスし、皆様に披露しただけなのですが、楽しんで頂けて大変うれしく思います。」とは言うものの彼の本来の仕事は乗客達に目に触れぬことがない裏方部分の方が多いかもしれない。
「クルーズディレクターとしての役割はコメディアン、ジャグラー、プロダクションショーなどすべてのエンターテイメントやアクティビティー部門の他にツアープログラム、ショッピングプログラムなども含め、クルーズ中あらゆるタイプの乗客がクルーズを楽しんでいることを確認し、彼等の船旅が心に残るものになるよう努めるのが私の役割なのです。」しかし各クルーズごとに乗客も変化するし、あらゆる場合での対処法も考えておかねばならないとも言う。
「例えばハリケーンで寄港地が変更した場合など、客というのは何ものに対しても常に苦情を抱いているものなのです。
しかしその時の処置次第でお客様は友好的にもなりますし、社交的にもなるのです。前もって迅速、かつ的確な対応を常に頭に入れておくことはお客様を不満から回避させるための最良の方法なのです。」そしてそのようなことをふまえ、彼およびスタッフ一同サービスにあたらなければならないのだと言う。
 気分転換もかね彼は乗船中のあいた時間はジムで筋力トレーニングをしたり映画を見たり、また日光浴などなるべく仕事から離れるように心掛けていると言う。
「実はこのインタビューの後も次のお客様のために4時間近く書類整理(主に乗客方のコメントカードに目を通す)の仕事をせねばならないのですよ。
デスティニー(カーニバルデスティニー)には7ヵ月半乗船していたのですがようやく下船した時には本当にへとへとでした。」 客船会社と彼が取り交わした契約というのは6~7ヵ月乗船し、6~8週間休みが取れること。
そして通常休みの後は再び客船に戻るのだが、ローテーションによって以前乗船した客船以外の客船で働くことがカーニバル社の方針だ。
また成績次第で優先的に新しい客船に移動することとなっていると言う。
幸運にも次の休み明けには彼はイタリアに飛び、現在建設中のビクトリー(カーニバルビクトリー)に初代クルーズディレクターとして進水より乗船することになっているということである。
 休みの時は両親や友人に会ったり、旅行を楽しんだりすると言う。
「ラッキーなことに仕事柄長い休みが頂けますので休暇ごとに世界各国を訪れています。3ヶ月近くもあればいろいろ思い切ったこともできます。」

 この仕事を通し今まで何か心に残るエピソードは?


お客様の中で一番良い部屋をお取りになられた女性の方がおりました。
パーサー(彼は乗客の苦情なども引き受ける)の話によるとその女性は怒ったように彼のところに船内電話を入れてきたそうです。
なんでも「私の部屋は最高級の部屋のはずなのになぜ外の風景は駐車場ばかりなの」そのように言われましてもまだ客船はお客様を乗せたばかりで港から動いていないのですよ。
毎クルーズ何千人ものお客様が乗船されますのでエピソードには事欠きません。 

 将来の客船産業をどのようにご覧になっておりますか? 


今やクルーズは“バケーションのひとつ”として大衆マーケットにも受け入れられ始めようとしておりますが、昨年クルーズを楽しまれた方々は数字で言いますとアメリカの人口のまだ5%に過ぎません。
そのようなことを見ればクルーズ産業は今後まだまだ可能性を秘めていると言えましょう。
クルーズ産業はまさにスタートしたばかりなのです。
そのためカーニバル社は今後5隻の新造船をデビューさせる用意をし、その急成長を遂げるマーケットにそれらを投入する予定でおります。
また我々スタッフにとりましても今はビッグタイムでもあるのです。